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4.美穂先生のブログ

2020年5月15日 金曜日

口腔内光学スキャナーのiTero elementのご紹介

 口腔内光学スキャナーのiTero elementのご紹介

当院では口腔内光学スキャナーiTero elementを導入しております。
以前はインビザライン作成時、シリコン状の粘土のようなものをお口に入れて硬化する時間(6分間)を待ち、歯型を取っていました。
しかし、こちらのiTeroを使用する場合、型取りはお口の中にカメラを入れて、レーザー光によって歯並びをスキャンします。
スキャンした歯並びは画面に映しだされ、すぐにデータ化することが可能です。また、簡単ではありますがその場で矯正後のシュミレーションを作成する事も可能です。
さまざまな光学スキャナーの種類はありますが、iTeroとインビザラインは同じアラインテクノロジー社が開発したものになるので、
インビザラインに特化した光学スキャナーといえます。

iTeroを導入することによってのメリットをご紹介いたします。

◎精密性・正確性が高い点
従来のシリコンで行う型取りと比べて、歯形の再現性が約10倍の精度(アラインテクノロジー社調べ)になります。
再現性の精度が上がることによって、より正確なマウスピースを作成することができます。
また、より歯にフィットするマウスピースを使うことによって、治療期間の短縮にも繋がります。

◎型取りの不快感が少ない点
・嘔吐反射がある ・長時間口の中を開けていなくてはならない ・口の中が粘土でいっぱいになり気持ち悪い などと、
従来の型取りの際には、不快感を感じていた患者様もいらっしゃるかと思います。 iTeroではカメラを口の中に入れてスキャンしていくため、
嘔吐反射が起きにくく、スキャン中でも通常通り呼吸ができます。 長時間静止して口をあけている必要はありません。
口の中の圧迫感も少ないため、以前より快適に型取りを行うことができます。

◎インビザライン作成時間の短縮できる点
インビザラインの患者様の従来の流れ シリコン印象材で型取りを行う → 取った歯型をアメリカへ郵送 → 到着後工場にてデータ化 → インビザラインが作られる
iTeroを使用時の流れ 患者様のお口の中をカメラでスキャン → 歯型を読み取り情報をデータ化 →瞬時にアメリカへ送信 → インビザラインが作られる
いままでは、インビザラインが届くまでに1ヶ月半程度かかっていましたが、iTero導入により期間が短縮されました。
iTeroを使用することによって、型取りの時間・輸送にかかる時間を短縮でき、矯正治療をスムーズにスタートすることができます。

投稿者 菊池歯科医院

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